「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2025」は、小学生の逸材が一堂に会して日本一を争う大会。12月26日から神宮球場と横浜スタジアムで開催される。2010年以来、15年ぶりの優勝を目指す球団OBの小林宏之監督が2年ぶり4度目の指揮を執る千葉ロッテマリーンズジュニアに負注目。小林宏之監督に、16人のメンバー選考の際に重視したポイントを語ってもらった。

 小林宏之監督曰く、「塁間をしっかりと、強い球を投げられる選手かどうかというところを一番見ている。ボールを捕って、しっかり投げないとアウトにできないので、そこが一番大事。キャッチボールやボール回しを見ていると、身のこなしだったり、送球の能力的なものが見えてきます」  

 キャッチボールは、野球で最も基本的な練習で、短い距離を正確に強く投げられるかに注目している。小林監督は、現役時代に4度の2桁勝利を挙げるなど投手として活躍した。小林監督は「遠投も含めて“投げる基礎能力”が高い子に目がいきます」という。投げ方については「送球がいい子は、投げ方がいいです。形がしっかりできています。(今年のチームも)能力が高い子は例年と同じぐらいいます」と評価した。

 投げ方の中でもバランスを一番見ているポイント。「上半身だけでなく、下半身と連動して投げている部分などを見ています。全力で投げているから凄いと感じるわけでもないんです。バランスよく投げているとか、バランスよく捕球しているとか、足が止まってグラブだけで捕っていないかどうかとか、半歩でも反応して自分の体の内側で捕っているとか、ほんのちょっとしたところなんです」。腕だけで捕って投げてもいい送球はできない。プロの目はシビアだ。

 ただ、小学生を型にはめるつもりはない。投げ方については各選手に任せている部分が多い。「小さい時は好きなプロ野球選手を見つけて、投げ方も打ち方もその選手のマネをすればいい」。一流の野球選手と同じ動きを覚えて上達する。モノマネのススメである。  YouTubeなどで比較的簡単に動画を見られる時代。「最初はいい選手のマネでいい。その中で少しずつ覚えてくれれば……」。心身ともに成長期で、今後のプレースタイルが大きく変わる可能性もある。球速や飛距離が急激に伸びることだってあるだけに「ジュニアが全てじゃない。この先の方がもっと大事」と力を込めた。

出典:full:Count